ナイスミドルの休日

ナイスでミドルな年頃になり、人生を振り返りながら日々の出来事を綴る

【難聴:真珠腫闘病記-22話】術後検診〜音のある生活へ

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先日の退院からしばらく右耳にはワタが詰められた生活を送っていた。

 

それもいよいよ今日まで。

本日術後検診において、右耳に詰められていたワタを除去してもらう予定た。

いよいよ先日のオペによる聴力の回復具合を確認することができる。

 

予約していた時間通り病院に到着。

到着するなり診察室からお呼びがかかった。

診察室に入るなりスコープなどで状態をチェックし問題がなさそうなので、いよいよワタを引き抜かれる。

 

「ズボっ」「ガサガサっ」という感じで右耳からワタの塊を引き抜かれた瞬間

 

一気に世界が「クリア」になった。

 

視界でもなく、嗅覚でもない、聴覚ではあるものの、この感覚は「世界がクリアになる」という表現がふさわしい。

モノラルだった世界、一気にサラウンドに蘇る感覚が全身を突き抜けた。

 

比較的身近な感覚の「爽快感」で表現するのであれば、数ヶ月間片方鼻詰まりしていた鼻が、瞬時に開通したような爽快感。

病室であるがため平静を装ってはいたが、気分は高揚し、音が聴こえる素晴らしさに感動に心が震える。

 

傷口も順調に回復しているようで、しばらく点耳薬で経過観察となる。

 

これまで同様の真珠腫により聴力が弱っている左耳メインで音を聴いていたのだが、クリアになった右耳が本日よりメインに置き換わった。

左耳もやはり聴力が失われている(音がこもっている)のがよくわかるくらいに右耳がクリアに聴こえる。

 

先日の手術では、やはり1回目のオペで採取していた溶かされた耳小骨は使えなかったようで人工骨+耳の軟骨で耳小骨を再建したとのこと。充分鼓膜の音が伝わって聴こえている。

 

病院内の広いフロアのあちこちで聴こえる会話、精算機の電子音、外のクルマの音、帰りの道中のクルマのウインカー、帰宅後手を洗う水の音、日常の何気ない音をいかに聴き逃していたのか。

当たり前の音を当たり前に聞ける喜びを噛みしめ、アレクサから流れるラジオのミュージックを聴いている。

ここまでクリアな音のある生活は何年ぶりだろうか。

 

左耳もこの先同様のオペが待っているが、しばらくは成功した右耳の音の生活を堪能したい。