※子供の頃からのとある癖で厄年を境に耳鳴りが悪化。真珠腫という病のお話(01話へ)
〜05話〜「麻酔のしおり」
入院手続きをした時の、各種書類の中に入っていた小冊子。このチープなイラストの表紙からも伝わる、いかにも公的な冊子だ。
「しおり」なんて名のつくものは、小中高生の頃の遠足で手にした、あの小冊子以来。
「おやつは300円まで」、「バナナはおやつになるんですか?」
昭和を生きた我々にとっては、もはや合言葉とも言えるワードである。今の小学生も遠足のおやつ事情は同じなのだろうか。
「遠足のしおり」には、「バスの座席表」などもあり、好きな女の子の近くだったらいいな、なんてワクワクドキドキした記憶が懐かしい。
「麻酔のしおり」
この冊子も、別のドキドキを与えてくれた。
・麻酔の危険性
麻酔が原因での死亡率は、0.03%
かなり低い。
しかし、手術前の体調、全身状態が悪いと、3倍くらいにグンと上がること。
タバコは麻酔の効きが悪くなるのでやめるべきであること。
術前、身体の状態を良くしておくのは本当に重要みたいだ。
食事、睡眠、しっかりとって最高のコンディションを作っていきたいと思う。
タバコも3週間ほど前にやめたし、晩ご飯は納豆をメインにする。バッチリ健康に気遣っていきたい。
しかし、この連日のコロナ騒ぎ。
先週から我が職場も時差出勤でのんびり出社をしているのだが、ついに安倍首相から全国の小中高生の休校の要請があったとか。
かなり深刻な状態になってきているのだろうか。
手術前に感染とかなったらたまったもんじゃないのだが、マスクの保有在庫もあと1箱程度。
病院も感染が広がったら入院どころじゃないだろう。
そして先日予約した、入院予定の個室も重篤患者に優先されるらしい・・・。
相部屋とか勘弁してほしい・・・。
とりあえず一言言いたい。
この騒動に便乗する、マスクなどの転売ヤーは、とにかくコロナウイルスと共に滅んでくれ!
※「しおり」とは。
漢字で書く「栞(しおり)」も意味が同じらしい。昔の人が、森の中を歩く時、迷わぬよう道しるべとして枝を折って先に進んだから「枝(し)折」=しおり。
意味の知らない日本語もまだまだいっぱいだ。